教育内容
行動学系での教育の特色
行動学科目には、人の行動を大脳生理学・形態学などの基礎的観点に立って研究する分野から、環境心理や交通行動などの応用心理的な研究分野までの広がりがあります。
そしてそこには、サルと人間の比較、また新生児に始まり乳幼児、児童、青年期、高齢期に至る生涯発達、さらに遺族支援にもかかわる多彩な教授陣がそろっています。
学生たちは、人間行動にまつわるさまざまな因果関係を明らかにするために、仮説を立て、それを実験・観察・調査・面接などによって検証し、分析する訓練を受けます。これを通し、実験調査手法や合理的思考を身につけます。
さらに、このような科学的分析力だけでなく、講座での共同作業を通し、対人関係能力やグループをリード・調整していく能力も併せ持った、心豊かな人材となることを目指します。
学部入学から卒業まで
大学院入学から修了まで
博士前期課程
特講、特定演習、特定研究といった科目を履修して単位を修得するとともに、各学生が自分自身の研究課題を持ち、修士論文作成に向けて研究を進めていきます。
研究が進むにつれて、論文を発表したり、学会で発表する機会があります。
また、大阪大学が推進している学際融合教育のために設置されている大学院副専攻プログラムや、大学院高度副プログラムを受講することも可能です。
博士後期課程
特別演習、特別研究といった科目を履修して単位を修得するとともに、各学生が自分の研究をさらに発展させ、その成果を博士論文としてまとめて学位(博士(人間科学))を取得することを目的として研究を進めます。
博士後期課程では主として自律的な研究活動を行うことになります。
学位取得にあたっては、自らの研究成果について学術論文を発表したり学会発表を行うことにより、研究活動を通して学界や社会に対して貢献する能力があることを示す必要があります。
  • 大阪大学大学院 人間科学研究科
    大阪大学人間学部
    行動学系
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